日本の商習慣に合っていない、業務フローが煩雑で二重入力が発生してしまう、プロジェクト・部門毎の実績管理ができていないなど、使いにくく非効率なERP財務会計システムは、新しいシステムにリプレイスすることで解決できます。NTTデータ・ビズインテグラルのBizインテグラル会計、内田洋行のスーパーカクテル、アプティアン・ジャパンのRoss ERPを導入した企業はどのように課題解決できたのでしょうか。
機能が足りずに改修やカスタマイズを重ねた結果ブラックボックス化が進行してしまっている、データのサイロ化で業務効率が低下しシステム運用負荷が高くなった、独自拡張で属人化し業務プロセス統合できなくなってしまった。そんなERPは3つの事例のようにSCSKのProActive C4、マルチブックのmultibookといった豊富な機能が搭載されたERPにリプレイスしてみてはどうでしょうか。
SAP ERPの保守切れ、利用中の会計システムのサポート終了が迫っている、経理や人事で使っていたSuperStream-COREのサポート終了など、利用中のERP財務会計システムの保守切れ問題に直面している企業は多いです。SAPジャパンのS/4HANA、キヤノンITソリューションズのSuperStream-NX、オービックビジネスコンサルタントの奉行V ERPに移行した企業の場合は?
利用している外資系ERPの保守サポート費用が高すぎる、サポート対応が悪くて保守サービス費用対効果が低い、システム運用コストが高い、事業部門によって別のERPを使っていてコストがかかるなど、保守費用を問題とする企業は新ERPに移行することで問題を解決しています。NTTデータ・ビズインテグラルのBizインテグラル会計、マイクロソフトのDynamics 365 Finance、富士通のGLOVIA SUMMIT GMを選定した企業の例を見てみましょう。
国内外のグループ会社で会計システムが統一されていない、多業種の商習慣・会計業務を満たせるシステムをみつけるのが難しい、国ごとに会計ルールが異なるなど、グループ会社で利用するERPシステムが異なるために経営の効率化ができないという企業は今後もM&Aなどで増えていくでしょう。ここで紹介する3社はワークスアプリケーションズのHUE AC、NTTデータ・ビズインテグラルのBizインテグラル会計、SCSKのProActive C4に移行することでグループ内の会計業務統一に成功しています。
ここでは、既存の問題点を解決に導くおすすめのERP財務会計システムを紹介しています。
(対応領域)
財務会計・管理会計
ほかに債権・債務管理、固定資産管理、経費精算、財務・資金管理、購買管理、賃貸不動産管理
(対応領域)
財務会計、資金管理、管理会計、外貨建て取引管理、債務管理、
債権管理、手形管理
ほかに固定資産、リース資産、連結、経営管理など
(対応領域)
買掛金勘定、売掛金勘定、資産リース、予算作成、現金および銀行管理、原価会計、経費管理、固定資産、Finance Insights(財務分析)、一般会計と財務諸表、プロジェクト管理と会計、公的機関
【選出した条件について】
このサイトでは、デロイトトーマツ経済研究所の「基幹業務パッケージソフト(ERP)の市場展望【2023年度版】」(https://mic-r.co.jp/mr/02780/)にて、大手向けに分類されているERPで財務会計分野のある13社。さらに、「ERP 財務会計 大手向け」でGoogle検索(2023年10月20日)、公式サイトがヒットするERPベンダーを加えた23社の製品を紹介しています。
※上記ERPの中から、3つのリプレイスの課題に対応できるERPを紹介。(公式サイトの記述を参照しています)
【Fit to Standardを実現したい企業へ】HUE AC (ワークスアプリケーションズ)…業種・業態、商習慣にフィットする網羅性の高い機能、保守費用の軽減につながる無償での永続的なバージョンアップはHUE ACのみ
【大規模なグループ連携のある企業へ】Biz∫会計(NTTデータ・ビズインテグラル)…実際に対応しているグループ会社数が多い。グループ共同で同一環境を利用可能、各社会計データの自動連携や集約、不一致がある場合の原因把握など、グループ経営を支援する要素が多い
【グロバール対応・海外拠点が多い企業へ 】Dynamics 365 Finance(マイクロソフト)…対応できる国や地域が最も多い。共通のシステム構築やグローバル リスクの回避策など使い勝手もクリア。officeとの親和性。